【これからの課題?】リチウムイオンバッテリーは取扱いに注意。燃える電気バイクが撮影される。

脱ガソリンとして、電気自動車はとても注目されている分野ですが、そこにはガソリンには無い特有の危険があります。
特にバッテリーとして積極的に採用される「リチウムイオンバッテリー」は取扱いが難しく、不適切な方法で運用された場合には爆発、発炎事故は免れません。

2021年9月30日にItemFixに投稿された動画では、インドの路上で電気バイクが激しく燃え上がる危険な様子が記録されていました。

公開された動画はこちら

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動画では、一台の電気バイクが激しく炎を吹き上げる恐ろしい様子が記録されていました。

この事故には脱ガソリンから始まったある背景があるとみられます。

燃える電気バイク
燃える電気バイク -動画より-

中国やインドでは、世界の脱ガソリンへの動きと原油価格の問題などから、ベンチャー企業による電気自動車開発が盛んです。

それまでにノウハウの無い企業がよってたかってリチウムイオンバッテリーなどを利用し、電気自動車、電機バイクを作った結果、粗悪品が市場に出てしまい、製品が突然爆発、発炎する事故がこれまでにも多く報告されています。

(当サイトで取り上げた記事の例:電気バスが発火した事件の記事電気バイクが発火した事件の記事

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今のところ、日本の電気自動車市場ではそういった話は”まだ”出てきていませんが、今後より電気自動車が注目されれば、そうした問題が出るのも時間の問題かもしれません。

リチウムイオンバッテリーを巡っては、韓国の大手電機メーカー「Samsung」が発売したスマートフォン「Galaxy Note 7」が相次いで発炎・爆発し回収となった事例も記憶に新しいです。

脱ガソリンが進み、入れ替えが進み、品質と価格の競争が繰り広げられる中で、扱いに一癖あるリチウムイオンバッテリーが今後どのような影響や事故をもたらすかが心配されます。

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著者: 中村書記

交通ニュースなどを主に書くライター。三度の飯よりドライブが好き。法学系の人なのにすごく残念な人。Twitter:@oumi_nakamura / プロフィールページ