トラックがあおり運転。自転車に幅寄せし接触する交通事故のドライブレコーダ

前提として、自転車(同交通法上の分類では軽車両)は標識で禁止されていない限り、道路上を走行することが前提になっており、歩道は例外扱いです。

道路交通法の第1条では、道路交通法の趣旨は「円滑で安全な交通のため」と定義されています。
また、交通的な弱者を優先するよう努めることも道路交通法上で定められた義務であり、法定速度も「支障が無い場合に出しても良い最高速度」でありその速度で走れという意味ではありません。
道路は国税によって管理される共有の財産で、基本的には国の所有物で、自動車などは運転免許証という許可証を持つことで特別に走行が認められるものです。

運転免許、つまり道路を走行する許可をいただいて道路を走らせてもらっている身でありながら、あおり運転や交通弱者への攻撃というのは断じて許されるものではありません。

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今回紹介する動画は、インターネット上にアップロードされたドライブレコーダーの映像。
4トンのトラックが、自転車に幅寄せを繰り返し、交通事故となる様子の映像です。

国道を快調に走行する多くの車両。交差点にさしかかると、動画の12秒あたりからトラックが左に寄っている様子がわかります。
なんだろう?とみていると、トラックは左に寄りながら、道路の左を走っていたロードバイクに幅寄せしながら追い越したことがわかります。

その後、ロードバイクがそれに腹を立て抗議をしようと思ったのか、右側からの追い越しを試みます。(※軽車両は左側を走る義務があるので交通違反)
すると、動画34秒のあたりでトラックが自転車に猛烈に幅寄せ。接触してしまいました。

運転免許を持って車を運転しているのであれば、当然「車が凶器である」ということは認識していることが前提になります。
車を凶器であると知っていながら、それを威嚇に用いたり、このように接触するような幅寄せを行うのはいかがなものでしょうか。

残念な交通トラブル、交通事故の様子でした。

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著者: 中村書記

交通ニュースなどを主に書くライター。三度の飯よりドライブが好き。法学系の人なのにすごく残念な人。Twitter:@oumi_nakamura / プロフィールページ