【国内ニュース】名古屋・雪道を走る自転車が歩行する撮影者に突っ込む。

雪道に夏タイヤで挑むことは、自分だけでなく他人の命を巻き込む恐れもある危険行為です。
それは二輪車でも自転車でも同じ。滑って怪我をするのは自分だけとは限りません。

2021年12月27日にツイートされた動画では、雪が積もった名古屋市内の道で、歩きながらライブ配信をしていた撮影車に湯雪でスリップした自転車が突っ込んでくる交通事故の様子が記録されていました。

公開された動画はこちら

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動画では、撮影者が雪道を歩いていると、前方から雪で滑った自転車が撮影者に突っ込んでくる様子が記録されていました。

雪道で滑って突っ込んでくる自転車
雪道で滑って突っ込んでくる自転車 -動画より-

その後、撮影者は自転車を運転している男性を解放していますが、法的には非推奨の行為です。車で交通事故を起こした場合は、警察に届け出る義務があることは多くの方が知っていることと思いますが、これは自転車にも適用されます。

自転車は道路交通法上、軽車両と分類されており、立派な車両です。よって、自転車の運転者は警察に事故の発生日時、場所、負傷者等について報告する義務があります(道交法72条1項)。

警察へ報告しないと「交通事故証明書」が発行されず、事故の発生を証明することが難しくなり、例えば後で体が痛くなった場合等でも損害賠償の請求等が難しくなります。

雪道を自転車で走ることを避けるのはもちろん、自転車で事故を起こした場合は警察に届け出ること、事故の被害者になってしまった場合は警察に届け出る義務があることを知らせることを徹底しましょう。

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著者: 中村書記

交通ニュースなどを主に書くライター。三度の飯よりドライブが好き。法学系の人なのにすごく残念な人。Twitter:@oumi_nakamura / プロフィールページ