【動画有り・ニュース】交通違反をしながら交通違反を捕まえるなにわナンバーの覆面パトカーが撮影される

道路交通法は多くの項目が定められ、多くの違反となる項目が存在しています。

免許を保有して車を運転する運転者は、それを理解して運転の技能を認められたものとし、許可書を交付され、それを携帯することで自動車を公道で正しく走行させることができます。
つまり、法的な解釈としては「免許保有者は道路を走らせていただく立場」です。それでも、隠れて違反をする人がいます。

そんな隠れて違反をする人を取り締まるために覆面パトカーは大活躍です。

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しかし違反者、特に速度超過を追いかける時には検挙する側も速度超過をする必要があります。
そうした時には、赤色灯を点灯させるなどし、緊急車両になることにより交通違反にならない状況にするというのが、道路交通法により取り締まる側に求められることです。

赤色灯を点灯させていなければ、その時は「警察官が乗っているだけの乗用車」でしかなく、交通違反の適用対象であり、当然交通違反をすれば違反事実が発生します。

今回は、大阪のとある高速道路において撮影された「交通違反をしながら交通違反を検挙する覆面パトカー」を紹介します。

動画はこちら

車線変更を繰り返す不審なクラウンがいる所から動画が始まります。

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動画の45秒過ぎからのあたりで、このクラウンは道路交通法で違反となる追い越し方法(左からの追い越し)をしてしまいました。交通違反です!
すると、その交通違反者はそこからさらに右車線にうつり、今度は赤色灯を出しました!

なんと、この車線変更を繰り返した挙句、左側から追い越しをした危険運転車は大阪府警察の覆面パトカーでした!

危険運転をしていた覆面パトカー
交通違反をしながら交通違反者を捕まえた覆面パトカー。ナンバーは「なにわ301 と 77-66」 動画から引用https://www.youtube.com/watch?v=7Dq5QW_SzTU

道路交通法を守るためのパトカーが、自身で道路交通法に反するというのは、まったくどういう神経なのでしょうか。
「悪い奴をこらしめるためなら法律を守らなくても良い」とでも思っているのでしょうか。

もしその心理だとすれば「あいつが悪いからやり返す。俺が違反でも良い。」というあおり運転者と同じ心理だと言えるかもしれません。
少なくとも、警察の取り締まり方法としては「ありえない方法」です。

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【追記】同じ警察車両による奇行や危険運転がさらに発見されました。

ウィンカーを出して入るかと思えばやめたり、蛇行とも言えるような運転をする様子もあります。

3車線を一度に跨ぐ

右へ行ったり左へ行ったり。結局取り締まらない奇行。

何のための赤色灯か解ってないのか、何のための道路交通法か解っていないのか….。
褒められたものではありませんね…。

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著者: 中村書記

交通ニュースなどを主に書くライター。三度の飯よりドライブが好き。法学系の人なのにすごく残念な人。Twitter:@oumi_nakamura / プロフィールページ