【動画有り・ニュース】八戸学院のバスが児童を乗せ危険運転をして事故を起こす様子が公開される。

バスの後部に学校法人光星学院-八戸学院と書かれた児童を乗せたバスが危険運転の後に事故を起こした様子を捉えたドライブレコーダーの動画がYoutubeに投稿されました。
公開された動画には、そのバスが危険な走行をする所、前の車と衝突する危険なシーンが記録されており、物議を醸しています。

動画はこちら

動画は目線の高さからトラックのドライブレコーダーの映像とみられます。

まず、動画の40秒すぎあたりで、例のバスが通常は考えられないような猛スピードで撮影車を追い越していく様子が写っています。
この時のバスの走行速度は概算で時速約100キロです。（追記情報です。計算方法は記事の最後に掲載しています。）

そのまま猛スピードで交差点に進入し、左折する車を避けて対向車線の右折レーンにも侵入しながら走行。
動画投稿者のコメントによると、「この前に既に２台の車に玉突き衝突して当て逃げをしている最中だった。」とのこと。

これだけでも異常ですが、1分38秒あたりでさらに前を走るワゴン車に衝突。
追突した後もアクセルを強く踏んでおり、1分50秒あたりではバスがその場で横滑りする様子まで映されています。

その後、回転数が高いままバックギアに入れたのか、猛烈なバックを開始。
撮影車にクラクションを鳴らされ停車します。

撮影者は「何やってんだよ」と思わず叫びます。

ようやく観念したのか、スクールバスはハイエースの前に出て停車。

動画の3分30秒あたりでは事故を起こしたスクールバスから児童が下りる様子が映されています。

ニュースリソース等が発見できなかったため、詳しい情報は不明で、この事故よりも前に追突事故を起こしていた云々の事実は編集部では検証できませんでしたが、少なくとも動画に写っている事実だけでも重大な事件、事故であることが解ります。（情報が入った場合は直ちに追記します。）
2022年1月20日追記：
地方自治体や警察の情報をベースに情報を公開しているサイト「安全ガッコム」に掲載された事故情報（リンク）によると、同日同地点の事故情報で「走行中のスクールバスが、走行中の普通乗用車2台に追突し、さらに、同日午前8時7分ころ、停止していた中型乗用車に追突した。」と記載を確認しました。1台のスクールバスが2台に追突した後に、少なくとも2分の時間差をもってさらに1台の車に追突したことは明らかになりました。

動画内の情報よりバスは「学校法人光星学院-八戸学院」と書かれていることが解ります。

ドライブレコーダーの設定が正しいとすれば、動画左上の日付から事故があったのは「2019年7月29日の８時過ぎ」であると考えられます。

映像からは撮影車とバスは青森県、六ヶ所村を通る県道180号線を西に向けて走行していたことがわかります。

ハイエースに追突した地点は「〒039-3212 青森県上北郡六ヶ所村大字尾駮弥栄平」付近で、青森県県道180号線と県道25号線が交差する交差点の手前付近であることが確認できます

ハイエースに追突した地点のGoogleMAP。

事故があった現地のストリートビュー

この事故とは別件ですが同じ八戸学院系の「私立八戸学院光星高校」では、過去にスクールバスの横転事故も起こしています。

以下の記事のURLと引用文を掲載します。

「産経ニュース・スクールバス横転、重傷者は八戸光星高サッカー部顧問…試合に向かう途中」

青森県おいらせ町で私立八戸学院光星高校（八戸市）のスクールバスが横転した事故で、県警三沢署などは、乗っていたサッカー部所属の生徒３２人、監督や顧問を務める教職員３人の計３５人全員を病院に搬送、うち顧問の教員１人が腰の骨を折る重傷だったと明らかにした。

同校によると、顧問のほか、高校２年の男子生徒１人が頭から血を流して入院したという。いずれも命に別条はない。残る３３人は診察後に帰宅した。骨折した顧問とは別の顧問がバスを運転、青森県ユースリーグの試合に出場するため青森市へ向かう途中だった。

三沢署によると、事故当時、現場では小雨が降っており、路面はぬれていた。

引用元：産経ニュース　https://www.sankei.com/affairs/news/180519/afr1805190009-n1.html

同じ系列の学院のスクールバスが事故を起こしたのであれば、これはスクールバスの運用に問題があるととらえられてもおかしくはありません。原因の究明が強く求められます。

2023年1月16日追記

これまでは「八戸学院　バス」と検索するとこの記事は一番上あるいは上位に出ることが多かったのですが、時刻表やSEOが意識されたページが上位に入るようになりました。
これはこの記事の価値が単に低いとGoogleから評価されたのか、検索から外れた理由は不明ですが、同事故の説明について公式からのアナウンスは未だに確認できていません。

そもそも、スクールバスが児童を乗せたまま当て逃げをして暴走し、事故を起こすようなことが広く報道されていないことにも非常に違和感があります。
近江通信に匿名で寄せられたタレコミ情報では「センバツの時期と重なったから報道が控えられた」という話もありましたが、真偽は確認できていません。

2022年はバスに子供が放置される事故が社会問題になりましたが、このような重大事故が公式にアナウンスも無く埋もれるというのは、いったい如何なことなのでしょう。
このような事件が埋もれることは決して認める訳にはいかないため、検索においては徹底抗戦し、以後は調査チームを設けて事故について詳しく調査、情報を追記していきます。

2023年1月20日追記

事件情報について情報を追記します。地方自治体や警察署の情報等を元に、事件を解析・分類し、無料で公開している情報サイト「ガッコム安全ナビ」に掲載されている情報でこの事故の物とみられる情報を確認したため、記事内の情報を修正、追記します。

■スクールバスと乗用車3台の衝突事故（野辺地署）（上北郡六ヶ所村尾駮） – 7月30日［青森県］｜ガッコム安全ナビ

■スクールバスと乗用車3台の衝突事故（野辺地署）（上北郡六ヶ所村尾駮）
7月29日午前8時5分ころ、上北郡六ヶ所村大字尾駮の路上（県道尾駮有戸停車場線）において、走行中のスクールバスが、走行中の普通乗用車2台に追突し、さらに、同日午前8時7分ころ、停止していた中型乗用車に追突した。

■報告日時
2019年07月30日 10:05

■報告があった自治体
青森県　上北郡六ヶ所村

■発生エリア
青森県上北郡六ヶ所村尾駮

引用元：ガッコム安全ナビ　https://www.gaccom.jp/safety/detail-390437

事故の発生場所と時刻は一致しており、この情報では少なくとも2分の時間差をもって計3台の車両に追突していたことが解ります。
動画投稿者のコメント「この前に既に２台の車に玉突き衝突して当て逃げをしている最中だった。」と照らし合わせることができます。

2023年1月20日 再追記 : 走行している撮影者を追い越した時のバスの速度を概算で計算しました。

現地で実際に調査したものではありませんが、下記計算では概算でおおよそ「時速100キロ」出ていたということが判明しました。

計算は画像の通り、看板を通過してすぐの地点でのタイムスタンプと位置を取得して行いました。
開始地点でのタイムスタンプは「51.420秒」で終了地点のタイムスタンプは「53.125秒」で、この間は約49メートルでタイムスタンプの誤差は1.705秒です。

データ不正確の可能性を考えて少し楽観的な数字が出るように「走った距離」を1M減らして「48M」、通過にかかった時点を加算し、「1.72秒」で速度を計算した所、時速は約100キロ（100.46512Km/h）でした。動画ではあまり速度は出ていないように見えますが、これは「撮影車も走行している」ためにそう見えるもの※で、ドライブレコーダーの情報によると、撮影車が追い越された時の、撮影車の走行速度は時速55キロでした。※時速50キロ近くで交通が流れている幹線道路の車を歩行者視点で見た時くらいの速度感と言うと、イメージが伝わるかと思います。

投稿者のコメントやこれらの計算が正しいとすれば、「スクールバスの運転手が児童を乗せたまま車２台に追突した挙句、現場を100キロ以上の猛スピードで走って逃走し、さらに他の車に追突事故を起こした」という常軌を逸した異常な事故であることになります。