「隠れて取り締まりすんな!」
よく違反者が警察に言うフレーズの一つだそうです。
自分の運転技能を保証し、約束する「運転免許」を預かって、公道を走る許可を頂いている身で、なおかつ普段から法で守ってもらっている身でありながら、警察がいなければ隠れて違反する人の方がよほど悪質で、よくそんなフレーズを言えるものだと筆者は感心します。
警視庁は、そんなふざけた要望にまで対応したのか、「姿を見せる取り締まり」あるいは「啓発活動」を実施しました。
その取り締まりの風景を撮影した動画が話題になっていたので紹介します。
動画はこちら
一時停止のラインの横に二人の制服警官が立ち、道路を監視。
隠れずに正々堂々と行われるとても公正な交通取り締まり(皮肉)の風景です。
最後には結局、1台のセダン型乗用車(トヨタ・マークⅡ)がすごい勢いで飛び出して行き検挙されました。
道路交通法をどう解釈しても、「停止」をしていなければ一時停止には成り得ないんですが、完全に止まってない車でも通していて、意外とヌルい取り締まりに思えます。
道路交通法第1条に記載されている道路交通法の趣旨(円滑化で安全な交通のため)を考えれば、「安全のため」の動きはある程度しているので、違反ではありながらも反則切符という罰則をかけるほどのものではないとして見逃しているのかもしれません。そうであれば、現在の交通社会の状況などから考えると「公正」と言える取り締まりとも解釈できるかもしれません。
ここで行われた他の取り締まりの動画も話題になっています。
う、うーん?結構微妙な車も多いような気がするけどなぁ….。
2020年3月10日追記
同じパターンの第2段が投稿されていたようなので追加しておきます。
恐ろしい速度で一時停止を無視して駆け抜けて行く車。
別方向から車が来ていたら確実に事故になっていたでしょう。