【海外ニュース】割り込んだ車が歩行者優先ですぐに停車。躱したトラックが横転する。

日本の道路交通法では歩行者優先という考え方が採用されており、信号の無い横断歩道で歩行者に道を譲らない行為は違反とされています。これはロシアでも同様で、横断歩道の横や上に解りやすく「歩行者横断路」を示す標識が設置されることもあります。ただ、日本にしてもロシアにしても、これが常に守られているかと言えばそうでもないようで….。

2021年10月19日にItemFixに投稿された動画では、トラックの前にギリギリ気味で割り込んだ車が、前方に歩行者横断路を発見してすぐに停止。それを躱した後続のトラックが横転してしまう事故の様子が記録されていました。

公開された動画はこちら

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動画ではトラックの前に割り込んだ車が、直後に歩行者優先に気がつき急ブレーキ気味で慌てて停車。
後続のトラックは、まさか割り込んできた車が、すぐ目の前で歩行者優先のために停止するとは考えていなかったようで、ハンドル回避を試みるも横転してしまいました。

傾くトラック
傾くトラック -動画より-

トラックが元から歩行者優先で止まれないような速度で走行していたこと、トラックという制動距離が長い車の前にわざわざ無理に割り込んだ車が、トラックの制動距離をから明らかに停止することが危険な状況でありながらも無理に停止したこと(そうなる恐れがあるタイミングで割り込んだこと)。こうした要因によってこの事故は発生したようにみられます。

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著者: 中村書記

交通ニュースなどを主に書くライター。三度の飯よりドライブが好き。法学系の人なのにすごく残念な人。Twitter:@oumi_nakamura / プロフィールページ