民間人が銃を持つことが認められている地域では、法執行機関は常に容疑者に対して銃の使用を警戒しているものです。もし、法執行機関の関係者の前で、わざと銃を取り出すような動きを見せれば、撃たれることも仕方ないでしょう。
こうしたことを悪用か、そうした地域では自殺の方法の一つとして「suicide by cop」警察を利用した自殺、というものがあります。今回の事件もその事例の一つでしょうか。
アメリカ合衆国ネバダ州ラスベガスで2021年10月3日、ネバダ・ハイウェイ・パトロールに妻と喧嘩していた男性が911番通報。
駆け付けた隊員が通報者らに車から降りるように指示をすると、車から降車した男性が隊員に銃を向けるような素振りを見せたため、隊員は容疑者に向け銃を発砲。
弾は容疑者に命中し、容疑者は一度は怯むも、さらに腰に手を伸ばし銃を抜くような動きを見せたため、隊員はさらに発砲。容疑者は銃撃を受けた後に地面に倒れ、隊員による救命活動を受けるも現場で死亡しました。
後の身体検査によると、死亡した容疑者は銃は所持していなかったとのこと。
事件の様子は、アメリカ合衆国の法律に基づきYouTubeに動画が公開されています。
動画はこの記事を書いている現在で54万回以上も再生され、物議を醸しました。
公開された動画は次のリンクから確認できます。
(容疑者が撃たれる衝撃的なシーンが記録されています。視聴は自己責任でお願いします。動画はYouTubeによりアカウントを持った18歳以上以外は視聴できないように制限されています。)
公開された動画:Bodycam Shows Suspect Pretend To Pull Gun Before Troopers Fatally Shoot Him